2011年09月18日

ZUN氏は東方神霊廟で聖徳太子=蘇我入鹿の同一人物説を支持?

聖徳太子は蘇我入鹿である 関 裕二 http://t.co/B22H6G2


PCゲーム「東方神霊廟」
オススメです!売り上げは東北への義援金になります。



僕が今年4月の体験版時点でした東方神霊廟のストーリー予想は大当たりしました。
http://t.co/dlxi4TL
(転載)
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聖白蓮のライバル的展開で、真言宗から天台密教にテーマが移るか、そのまま真言密教のテーマのまま通すか分からないが、
ZUN氏なら仏教の密教=神道(陰陽道=道教)の加持祈祷という繋がりに、話を帰結させていくだろう。
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(転載終わり)

真言密教→道教→聖徳太子という流れは、ちょっと意外でしたが間違ってはいなかったです。
やはり聖白蓮の真言宗から密教部分に話を移してきました。

早速、新作をプレイしてみて気付いたいのは、ゲーム製作者である神主ことZUN氏は、東方神霊廟で「聖徳太子=蘇我入鹿の説を支持しているんじゃないか?」ということです。
ここから、元ネタ、解釈・考察を行っていきます。

東方神霊廟 4面〜6面


5面中ボスの蘇我屠自古(そがのとじこ:刀自古郎女とも呼ばれる)と、
5面ボスの物部布都(もののべのふと:太媛、布都姫とも呼ばれる)と、
6面ボスの豊聡耳神子(とよさとみみのみこ:聖徳太子)

の並びに、奇妙さを感じたからです。

キャラの教科書通りの相関図で書いてみました。↓

東方神霊廟のキャラの相関図 教科書通り編.JPG

蘇我屠自古(そがのとじこ)は、道教の仙人として描かれ、
物部布都(もののべのふと)は、完全に道教。(後述しますが、これは日本の陰陽師に近いです。)
豊聡耳神子(とよさとみみのみこ)も聖徳道士という道教徒の設定です。


こうしてみると、聖徳太子の妻(蘇我屠自古、刀自古郎女)を出す意味は夫婦なので分かりますが、物部布都(太媛、布都姫)を出す意味がよく分かりません。
物部布都(太媛、布都姫)が浮いてしまいます。

逆に、蘇我屠自古(刀自古郎女)を5面中ボスとして先に出して、次に5面ボスに物部布都(太媛、布都姫)を出すのも母と娘の関係なので分かりますが、そうなると聖徳太子を6面ボスに持ってくる意味もよく分かりません。
豊聡耳神子(聖徳太子)が浮いてしまいます。

そこで直感的に閃いたのですが、おそらくこの人選は「聖徳太子=蘇我入鹿の説」ではないでしょうか。

聖徳太子と蘇我入鹿は同一人物であるという説です。

東方神霊廟のキャラ相関図を聖徳太子=蘇我入鹿 説を前提に書き換えてみます↓

hyjgh.JPG

どうも、こちらの方がしっくりくるように思えて仕方ないのです。

まず理由1として、キャラクターを「道教で統一」しようとするZUN氏の意図が見受けられます。

倭国の時代 (ちくま文庫) by 岡田 英弘 http://t.co/3QFSM2q 23:55 via Tweet Button


これは当時、単に倭国(日本)の中で土着人が争っていただけではなくて、中国の方から「華僑(かきょう)」という民族が入り込んできて争っていたという史実をZUN氏は知っているのだと思います。

華僑とは、中国大陸・台湾・香港・マカオ以外の国家・地域に移住しながらも、中国の国籍を持つ漢民族のことです。

上記の「倭国の時代」の著者、岡田英弘学の説によれば、出雲系である蘇我氏は華僑であり、同様に物部氏も華僑であり、
先史・古代史は、中国人が入ってきて「華僑 vs 反華僑」で争っていたのが真相であると書かれています。

また、倭人の天智天皇(=中大兄皇子)が、華僑の蘇我入鹿(=聖徳太子)を倒したのが大化の改新であり、それが日本建国の原動力にもなったと書いてあります。

僕もこれは本当だと思っています。


理由2として、「五斗米道」(ごとべいどう)が挙げられます。

「五斗米道」(ごとべいどう)とは、三国時代の魏で、道教と仏教が混ざって土俗化して流行った宗教です。これが日本の陰陽道・易学になり、のちに神道となりました。

僕の予想通り、ZUN氏は東方神霊廟で、仏教密教の部分を道教(タオニズム)として対立的に描いてきました。
4ボスの霍青娥(青娥娘々)が道教徒であるのは言わずもがな、
5面中ボスの蘇我屠自古(そがのとじこ)も、道教の仙人・仙女です。
5ボスの物部布都(布都姫)は完全に日本の陰陽師の格好であり、
6ボスの豊聡耳神子(聖徳太子)も、表向きは仏教で、実は道教徒だった設定です。


五斗米道(ごとべいどう:仏教+道教の中国の魏の宗教)を考えれば、ZUN氏が東方神霊廟にて、4ボスを中国人名の道教徒にし、5ボスの物部布都(布都姫)を日本の陰陽師にし、6ボスの豊聡耳神子(聖徳太子=蘇我入鹿)も同じく五斗米道(ごとべいどう)にした理由が非常に分かります。おそらくこれも「聖徳太子=蘇我入鹿 説」、つまり華僑という視点があるからです。


また、補足的ですが、東方神霊廟にて、斑鳩寺に伝わる「聖徳太子の地球儀」「聖徳太子のオーパーツ」が出てきたました。
この地球儀には、ムー大陸やユーラシア大陸の他、墨瓦臘泥加(メガラニカ)という南半球の仮説上の大陸名が文字で彫られています。

(聖徳太子ゆかりの斑鳩寺といえど、聖徳太子(=蘇我入鹿)の飛鳥時代に丸い地球儀があったとは考えにくいです。しかし江戸時代の目録「常什物帳」には「地中石」として記載され、それ以前には存在していた。少なくてもマゼラン以降、1600年代〜1700年代にイエズス会によって入ってきたものだと思います。)

東方風神録で日ユ同祖論を採用したZUN氏なので、東方神霊廟でも聖徳太子=聖人として旧約聖書と掛けています。
更に物部布都のオーバードライブ技名が「太陽神の贄」(蘇我入鹿=聖徳太子の贄)であり、
蘇我屠自古のスペカにも怨霊「入鹿の雷」(蘇我入鹿=聖徳太子の雷)という技名があるのも意図的です。

なぜ、妻である蘇我屠自古ではなく、物部布都が聖徳太子の生贄で、蘇我屠自古が蘇我入鹿を怨霊としているのか、ということです。

「聖徳太子=蘇我入鹿 説」に立つと意味が通ります。


東方神霊廟にて、5面道中に出てくる蘇我屠自古(刀自古郎女)は聖徳太子(=蘇我入鹿)の妻であり、
5面ボスの物部布都は蘇我入鹿(=聖徳太子)の父親である蘇我馬子の妻であり、物部守屋の妹の布都姫です。
つまり【5面道中=聖徳太子の妻、5面ボス=聖徳太子の父親の妻、ラスボス=聖徳太子】なのです。

【5面道中=聖徳太子の妻、5面ボス=聖徳太子の父親の妻、ラスボス=聖徳太子】
…ということはつまり、
【5面道中=蘇我入鹿の妻(蘇我馬子の娘)、5面ボス=蘇我馬子の妻、ラスボス=蘇我入鹿】…と同義です。

東方神霊廟にて、ラスボスの聖徳太子からしてみれば、自分の妻(5中ボス)と祖母(5ボス)が登場していることになります。

この人選は明らかに「聖徳太子=蘇我入鹿」説が前提にあります。
そうでなければ、聖徳太子の妻(蘇我屠自古)を出すだけならまだしも、物部布都(布都姫)と聖徳太子の双方を同居として出す意味が説明できません。


そんな感じで、また歴史観を深めながら、東方神霊廟を楽しんでプレイしている今日この頃です。( ´∀`)


参考文献


この辺りの歴史を知れる漫画「日出ずる処の天子」↓


他の記事

ZUN氏(神主)の読書歴史【総まとめ】 〜何が東方のゲームに影響を与えたか〜
http://netkudoku.seesaa.net/article/149911695.html
神主(ZUN氏)が東方の音楽作成で使ってるキーボードが判明!
http://netkudoku.seesaa.net/article/169764325.html






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