これが「事故」か「事件か」(故意)は兎も角、このような流れで「国は県は何をやっている!もっと安全のために防犯カメラや監視カメラを設置しまくらないと!」と言って、「防犯のために」という綺麗な名目で地域を監視する公的な防犯カメラが増えてきました。
しかし、テレビ・新聞の報道を見てみると、公的な防犯カメラの映像なんかより、個人がスマフォや携帯で写した動画や写真の映像ばかりなのではないでしょうか。(しかも、そちらの方が画質も綺麗です。)
実は、公的な防犯カメラというのは「安全のため」と綺麗事で設置されてますが、いざ事故や事件が起きても「プライバシーの問題があるので・・」という理由で公開されることはほとんどありません。
はっきり言って「じゃあ何のために、わざわざ税金で設置しているの?」という話です。
なぜかというと公的機関にとって、事故や事件なんてどうでもよく、「普段の日常を監視して安心したい」のです。
早い話が「国家レベルでの監視・盗撮」と言い換えていいです。
なので、国はいざ事故や事件が起きても「プライバシーの問題があるので・・」という理由で言い逃れます。
仮に、女性を盗撮していた変質者がいて「盗撮していた証拠を見せろ!」と迫られて、「いや、これは女性のプライバシーに関わるので・・・」と言ってるのと同じことを国はしています。
なぜ、こんな話を書いたかというと、通り魔や事故のような「明らかに大多数に目撃されている事件・事故」ならまだしも、密かに誘拐されたり、行方不明になったり、変死したりする場合、絶対に警察を通しても「公的な防犯カメラは公開されません」。
事を荒立てたくないので、「プライバシーの問題があるので・・」と断られます。
それは僕自身が、いくらかの事例を通じて痛切に感じてきたことでした。
明らかに事件性のある状態で死体が発見されても、「これは事故だ」「これは自殺だ」「これは変死だ」で片付けられ、「防犯カメラを見せてください」と詰め寄っても、「プライバシーの問題があるので・・」と断られます。
公的な防犯カメラに何の抑止力も意味もありません。
そんな中、こんな記事も見つけました。
公的な防犯カメラは何の抑止力にもなっていないという記事です。(太線部赤字等々だけで読み飛ばして頂いても構いません)
通り魔防ぐ術は?…繁華街の戸惑い、苦悩(2012年7月9日07時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120707-OYT1T00713.htm
(転載はじめ)
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男女2人が殺害された大阪・心斎橋の通り魔事件は、大勢の買い物客が行き交う休日の繁華街で起きた。
警察庁によると、通行人らを無差別に狙った凶行は、昨年末までの10年間に全国で67件に上る。事件は10日で発生から1か月。通り魔の出現を防ぐ術(すべ)はないのか。
◇戸惑い
「防犯カメラ終日作動中」
事件が起きた「清水通」の街灯のポールに、こう書かれたのぼりがはためく。
東西約500メートルにある防犯カメラ16台は「心斎橋清水通商店街振興組合」が設置。昨春、商店主約20人が毎週金曜の夜にパトロールを開始。昨秋からは毎晩、警備員を巡回させてきた。現場の東約250メートルには、南署もある。それでも事件は起きた。「対処のしようがない」。橘弘理事長(65)は、戸惑いを隠せない。
街頭犯罪対策として、府警は3月末現在、繁華街を中心に426台の防犯カメラを設置。4年前に比べて6倍近いが、ある府警幹部は、礒飛(いそひ)京三容疑者(37)が「人を殺せば死刑になると思ってやった」と供述したことを挙げ、「死刑になるつもりの犯人に、防犯カメラによる抑止効果を期待するのは難しい」と漏らす。
◇実効性
過去の通り魔事件の現場でも、苦悩が続く。
1999年に路上で8人が殺傷された東京・池袋。現場には防犯カメラ約10台が設置されたが、地元商店会関係者は「実効性には限界がある」と漏らす。
7人が死亡、10人が重軽傷を負った2008年6月の東京・秋葉原の無差別殺傷事件では、中止された歩行者天国の再開を望む地元電器店街などと、治安悪化を懸念する住民らが話し合いを重ねた。防犯カメラ設置やパトロール、電器店員が店頭から目を配る「店頭警備」などの実施を決め、歩行者天国が本格再開されたのは、11年7月だった。
住民らの防犯グループ「アキバ21」の大塚實(みのる)会長(78)は「再び事件が起きたら誰が責任を取るのか。地域ぐるみの監視体制を強化し、不審者侵入を防ぐしかない」と強調する。
(2012年7月9日07時53分 読売新聞)
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(転載終わり)
僕自身も、自宅を泥棒に襲われてから防犯カメラや監視カメラのことを考えるようになりましたが、公的な防犯カメラには何の期待もしていません。
ついでに言えば、大企業を対象としたバカ高いセコム(SECOM)やアルソック(ALSOK)などの警備保障会社のサービスも、一般家庭向きではないと思うので期待もしていません。
すぐ「国がきちんと監視しなければ!」と言わず、
防犯カメラ・監視カメラは個人で設置して、自分で身を守りましょう。
(↓痴漢の冤罪をかけられ、「証拠として公的な防犯カメラを公開を」と警察に求めても、なぜか断られて逮捕された植草一秀 教授の事例)
↓僕のまとめた数千円ポッキリで可能な防犯カメラ等々の設置方法です。参考にどうぞ。
【最安価比較】自力でセコム!防犯・介護見守り!防犯カメラFS-IPC100の設定方法!
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-863.html
【最安価】防犯・監視カメラに写った瞬間にGmailで画像メール受信する方法(防犯カメラFS-IPC)
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1183.html
外出先から防犯・監視カメラを遠隔操作する方法(防犯カメラFS-IPC)
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1211.html
【防犯!第1回:光での防犯】安価で最低限の防犯グッズ比較!
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1049.html
【防犯!第2回:時間での防犯】安価で最低限の防犯グッズ比較!
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1050.html
【防犯!第3回:音での防犯】安価で最低限の防犯グッズ比較!
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1048.html