ZUN氏(神主)の読書歴史【総まとめ】 〜何が東方のゲームに影響を与えたか〜
http://netkudoku.seesaa.net/article/149911695.html
の続きです。
とても好評で「神主はまだこの本も読んでるよ!書いてほしい!」と追加で御指摘をたくさん頂きましたので、これからも更に書き連ねていきます。
私自身が見落としていたことを、丁寧に教えてくださった皆様、本当にありがとうございました。m(-_-)m
今回は、東方の命とも言える音楽、神主(ZUN)が東方の音楽作成で使っているMIDIキーボード(デスクトップミュージック:DTM)の紹介・考察です。
上記の赤枠、
YAMAHA(ヤマハ)のCBX-K2
というMIDIキーボードです。
↓これですね
YAMAHA公式サイト CBX-K2
http://www.yamahasynth.com/jp/products/midi_controllers/cbx_k2/
なぜ数あるヤマハ・CBXシリーズ(他にT・S・D・K1などある)のうち、CBX-K2だと断定できるかというと、
左下にピッチとアサイナブルのホイールが2つ、かつ上部に電子表示があるのはCBX-K2のみだからです。
私自身もどこかで売っていないかと探してみたのですが、
1998年に発売した製品
のため、完全に販売も生産も終了しています。
当時は3万円もするピアノでした。
何より驚いたのが、1998年のピアノであるということ。
つまり
東方紅魔郷の頃から、
現在のダブルスポイラー東方文花帖や、
東方神霊廟〜最新作作品まで、
ずっと同じこのピアノを使い続けてきているのです。
ZUN氏(神主)の読書歴史【総まとめ】 〜何が東方のゲームに影響を与えたか〜
http://netkudoku.seesaa.net/article/149911695.html
なぜそのことが分かるかというと、こちら(↑)でも記載したとおり、1998年に「東方怪綺談」を発売して、
その後、2002年に「東方紅魔郷」を発売するまで「空白の4年間」があるのです。
(もちろん読書は継続してしていました。その間にCBX-K2の使い方を覚えたはずです。CBX-K2を発売直後に購入して同年に東方怪綺談を発売するのは考えにくいので、おそらくこの1〜2年の値落ちする時期を待って購入し、東方紅魔郷の作成に使った。)
そしてなにより旧作のPC-98版から、Windows版に移行した期間でもあります。
旧作の最後の作品である「東方怪綺談」を発売した1999年の頃、ZUN氏はまだ学生でした。
間違いなく、YAMAHAのDTMのCBX-K2の3万円という額は巨額に感じていたと思います。
「東方紅魔郷」を発売するまでの4年間、地道にお金を貯めて購入したと予想します。
よって愛着ある思い出の品のはずです。
よほどの理由がなければ、わざわざ10年以上も同じキーボードを使わないと思います。
ちなみにZUN(神主)が音楽を作成する際のコツはインタビューによると
「適当に音を鳴らしてみて、良い音の組み合わせがあったら合わせていく。」
・・そうです。
本当に動機は純粋なもので、だからこそイマジネーションを開花させる作業だと思います。(神主にとっては、そのためのお酒でしょうね)
きっとこれからZUN氏(神主)と同じような環境で音楽作成したい方は、CBXシリーズのMIDIコントローラー後継であるYAMAHAの最新の
YAMAHA USBキーボードスタジオ KX25
YAMAHA 公式サイト「USBキーボードスタジオ KX25」
http://www.yamahasynth.com/jp/products/midi_controllers/kx/
を使うと良いでしょう。
(価格コムの安さランキングで見るとアマゾンは5位ですが、全国一律で送料が無料なのでそれを差し引けばアマゾンが1位。楽天ショップとも見比べてみましたが、やはり送料をプラスするとAmazonよりも高くなってしまいます。よってAmazonで購入するのが圧倒的に安いです。)
更に高度なことをしようと思ったら、YAMAHAの最新のシンセサイザー
YAMAHA シンセサイザー MOTIF XF
YAMAHA公式サイト「シンセサイザー MOTIF XF」
http://www.yamahasynth.com/jp/products/synthesizers/motif_xf/
です。
さすがにすごい高価ですけどね・・・(´Д`;)
今だに最新のを買わずに、古いのを使おうとする神主にこだわりと人間味を感じます。
こちらでもMIDI、もしくはオーディオ(サンプリング)を扱うことが可能です。
もう少し、神主が使っているCBX-2について解説しておくと、
神主が使っているCBX-2はUSBに対応していません。
よって何らかの変換アダプターを通して、最新のパソコンに繋げています。
CBX-2は、MIDIインプットとMIDIアウトプットの端子がそれぞれ独立してついているからです。
そして、このCBX-2というのはXGフォーマットの企画が使われています。
これは1994年にヤマハが提唱したMIDIの規格です。
CBX-2が発売した1998年の当初、XG対応音源内蔵MIDIキーボードというのも先駆的な代物でした。
そのXGフォーマットは時代によって姿や名称を変え、進化していき、今では最新のシンセサイザーにも採用されているわけです。
中でもCBXシリーズはMIDIキーボードの原型、最もシンプルなものと言っても過言ではありません。
こう考えると、神主が民俗学的な古き良きものを愛するという原点と重ね合わせられるものも感じます。
みなさんも、これを機に学生時代のZUN氏のように音楽作成にチャレンジしてみてはいかかがでしょうか。(´ω`)

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なんか間違ってません?
修正しておきました。
ピアノというよりはMIDIキーボードではないですかね。
鍵盤部分はピアノ風の形状ですが、一般的にピアノだと生楽器のことを言うと思います。
途中からCBX-2になっています(汗
修正しておきます。
僕もこのZUN氏のキーボードが欲しくて、つい購入していましました。