2010年08月25日

【速聴】優れた倍速で再生できるmp3音楽プレーヤーを比較検証!

ようこそ聴き取りやすい倍速再生を求めていらっしゃいました。
DiGiVo?3倍速できるのに6万円・・!?高すぎ(;;)
Mpioももう販売停止しちゃったし・・。
・・と思って新時代の倍速再生できる音楽プレーヤー探していた人も多いはずです。

そこで今回は、
1:学習のために聴き取りやすいプレーヤー
2:速聴用のために限りなく3倍速に近い再生ができるプレーヤー
3:(できれば)A-B区間で部分的に何度も聴き返すことのできるプレーヤー
に重点をおいて機器を比較します。

※あくまで倍速再生の速聴用に焦点を当てた評価です。基本的にこのページで紹介した商品はmp3などの代表的なフォーマットに最低限に対応しているため、音楽プレーヤーとしてなら十分に機能するのでご安心下さい。

いろいろ根拠を元に比較していますが、ここを見に来て頂いた人のために結論から言います。

これらの条件がすべて揃っているのが
●「COWON(コウォン)の音楽プレーヤー Cowon J3-16G-BK
です。

cowon j3
☆実際に英語を速聴用として使ってみた動画をアップしました!☆
【速聴】Cowon J3 倍速テスト(150%
http://www.youtube.com/watch?v=RSbkFPPT0Do
動画始め〜50秒あたり→徐々に倍速(150%)に再生速度を上げる(ヘリウム声になる)
50秒以降→ピッチ補正設定(ヘリウム声が補正されて聞こえが良くなる)
それ以降→A-B区間リピート(指定した同じ部分を何度もリピートして聞き直す)

↓価格.comで見比べても、送料や税のことも差し引くと、送料も無料になったネット大手であるAmazonが買いやすくて安いです。
僕もここで買いました。






↓32GB


↓16GB


↓8GB




★「Cowon J3」の楽天市場での検索結果を見るにはここをクリック!★
↑Amazonではカード支払や売り切れも多いため、楽天市場でのリンクも用意しました。代引き・銀行振込可。都合に応じてどうぞ。

※16GBと8GBで迷うところですが、2倍の容量の違いがあって3000円くらいしか値段が変わらないので、僕はお得な16GBを買いました。
いくら外部にmicroSDが入れれるからと言っても、入れたらその分、電力を食うので充電が早く無くなるからです。
よって、できればデータは本体に直接入れたほうが良いため、本体の容量は多いほうがいいのです。

ちなみに再生速度を速度変更して上げた後、ピッチ補正をすることの大切さが分かる参考動画
0:35〜1:10辺り
COWON J3 再生速度を弄ってみた
http://www.youtube.com/watch?v=dRR48AUBRyc


ちなみに8GBの方は色がホワイトしかありませんが、容量以外のスペックや機能は全く同じです。

【COWON J3の恐るべきスペック】
再生時間:64 時間
重さ:76 g
幅x高さx奥行:56x106.5x9.9 mm
電池タイプ:内臓 USB充電式
対応フォーマット:MP3WMAOggVorbisWAV、FLAC、APE
付属機能:ボイスレコーダー・FMチューナー・Bluetooth・G-Sensor・TV-Out
対応外部メモリ:microSDカード(容量が少なくなったら外部から追加できる)

何よりも再生速度(スピードコントロール)を3倍速に、ピッチ補正を自動でやってくれて、ボタンひとつで指定した区間のリピートを何度もやってくれることがありがたいです。
そしてすごく携帯しやすいです!


昨今、速読・速聴の学習、特に英語学習(リスニング)・英会話などで倍速学習への需要は高まっています。
あなたもそう感じつつ、このページをのぞきに来たはずです。

ビジネスの現場でも、会議を録音して再確認したり、覚えたりするさいに、時間が押していても倍速で聞き取れれば速いです。
英語などの速聴に持って来いですね。英語を必要とするビジネスマンや学生に良いツールだと思います。

別に英語学習以外でも、日々日常から日本語の音楽なども倍速で速聴していれば、脳の回転が早くなるとも言われています。
(バラードを倍速再生にするとカッコ良くなったりします。)
よって速聴すれば、速読も速くなるというわけです。
御蔭様で、僕自身も今年一年で300冊以上の活字の新書を読みました。

しかし、再生速度を早くしてもピッチ補正機能がなければ、ヘリウムガスを吸ってモザイクかかった高い声でピーピー言って音割れしているだけなので速くても質のいい音は聞き取れない

このスピードコントロール(再生速度)ピッチ変更(補正)の2つの機能がついていなければならないのです。


【追記】

後継のCOWON X7は、上記のJ3と同程度の倍速再生機能に加え、連続再生時間が向上しています。

(僕自身はJ3をもう1年半以上、故障もなく快適に使用していますが、もしこれから購入される方で「最新機種がいい!」という方はX7をオススメします。もちろん倍速再生だけに着目するならJ3でも変わらないので、価格比較して選んでください。)





160GB↓


120GB↓



※X7が、J3と違う点は、記憶媒体がフラッシュメモリでなくHDDである点と、外部メモリに対応してない点(後から外付けで容量を増やせない点)です。
よって、Amazonレビューや価格コム等にも書いてありましたが、フラッシュメモリでなく、パソコンと似た仕様なのでソフトを入れ過ぎるとクラッシュしやすい、読み込みや再生速度が遅くなる、HDDなので落とすと故障しやすい、などのデメリットがあります。

そこを目をつぶれば、再生時間103時間、記憶容量120GB〜160GBというメリットがあります。(それでも容量多すぎ?)
他のスペックはJ3と同等です。上記の「J3の恐るべきスペック」参照。

(追記枠終了)


・・・というわけで、以下、他の機種と比較していきたいと思います。
比較対象はCOWONの動画プレーヤや他社の音楽プレーヤーです。

しかし残念ながら上記以外で、上記の2つの条件を満たしてくれるのはJ3の一つ昔のバージョンである
●Cowon S9のみ
です。



cowon S9は本来、スピードコントロール機能のみでしたが、ファームウェアアップデートすれば「ピッチ補正」の機能も追加されます。デメリットとしてボタンが貧弱で壊れやすいという酷評があります。
大体、それで同じくらいの値段ならスピードコントロール(再生速度調整)もピッチ補正機能も標準で付いているcowon J3の方が良いような気もします。

【COWON S9 S9-16G-TB(16GB〜)のスペック】
再生時間:55時間
電池タイプ:内臓 USB充電式
対応外部メモリ:microSDカード(容量が少なくなったら外部から追加できる)
その他、J3と大体同じ。



これ以外で、限りなく3倍速に近いスピードコントロールが可能なのは、

●iriver(アイリバー)のE30 MATTE(4GB、8GB)です。
再生時間:52 時間
電池方式:内臓


3倍速に近いスピードコントロール&ピッチ補正機能を求めて、cowon J3に手が届かなければ、
このE30 MATTEか、cowon S9で迷う人は多いと思います。

確かにE30 MATTEには、3倍速スピードコントロールとピッチ変更機能も付いていて8000円くらいとお得な値段です。しかし、ピッチの変更はできても「補正」はできないのです。

E30 MATTEには、ピッチ変更は-5〜+5までの10段階まであります、3倍速(スピード150%)にして-5にピッチを落としても質的な変化は少ないです。
実際に僕がフリーの音楽ソフトなどで実験してみたところ、音楽を3倍速にした後にピッチを-5落としても音質は良くはならなかったです。
(スピードは速いが、ヘリウムガスを吸った後のような甲高い声になる。)
ピッチの上げ下げはできるのですが、補正はできるか分からないのです。(実験からおそらく不可能。)
欲をいえば、これでピッチ変更に-100〜+100くらいの段階があれば買っていました。
もしピッチ補正に対して「自動調整じゃなくてもいい。音域に限界があってもいい。」というなら、こちらを買っても良いかも知れません。



次に
●iAUDIO 9(i9)(16GB〜)も紹介しておきます。
再生時間:29 時間
電池方式:内臓

これはスピードコントロールできて、ピッチ補正可能ですが、3倍速かは不明です。
なぜかというと、そもそもCowonのiAUDIO ○○シリーズは、ファームウェアアップデートで速度調整機能使えるようになるものもああります。

後継の
iAUDIO 10(10GB-32GB)

連続再生時間32時間。Bluetooth機能と外部メモリ対応はしていない。こちらも倍速再生可能かは不明。音楽を凝(こ)ったことすることなく安価で単に聴ければ良いという仕様。同程度の価格であれば、J3かX7の方がオススメ。




参考:cowon Q&A 「再生速度」で検索すると各詳細が読めます↓
http://www.cowonjapan.com/zeroboard/zboard.php?id=B15&page=15&sn1=&divpage=1&bmenu=support_wide&sn=off&ss=on&sc=on&select_arrange=subject&desc=asc&bmenu=support_wide


◎その他のCowonシリーズ

COWON D2+
1万2000円くらい。
スピードコントロールできる、ピッチ変更機能なし

COWON A2
販売終了。音楽プレーヤーではなくAVプレーヤーだが、スピードコントロール(再生速度調整)もピッチ補正機能もついている。(しかしフォームアップデートいる)

COWON V5
音楽プレーヤーではなくAV(動画)プレーヤーだが、スピードコントロール(再生速度調整)もピッチ補正機能もついている。



COWON O2
音楽プレーヤーではなくAV(動画)プレーヤーだが、スピードコントロール(再生速度調整)もピッチ補正機能もついている。


COWON C2

同上

COWON D3

フォームアップデートすると200%まで再生速度を上げられる。
ただしAndroid(アンドロイド)なので、スマートフォンのような仕様により、音楽の連続再生時間は21時間、動画10時間と音楽再生に特化しているわけではない。
ちなみにCOWON X7とJ3の音楽連続再生時間はそれぞれ103時間、64時間。どうしても機能のムダ使いさを感じる。


iAUDIO E2
6000円くらい
スピードコントロール(再生速度調節)機能自体、搭載しておりません。




◎Transcend(トランセンド)のT.sonic ○○シリーズ

T.sonic MP330などの
Transcend(トランセンド)のMP3プレーヤーで、T.sonic ○○シリーズがあるが、音楽の転送速度自体が遅く、長時間の音楽だと倍速が対応しないことがある。更に再生速度を2倍速で上げても音割れするという酷評がある。






◎その他のiriver(アイリバー)シリーズ

iriver(アイリバー)
Clix2
音楽プレーヤーではなくAVプレーヤーだが、スピードコントロール(再生速度調整)もピッチ補正機能もついている

iriver(アイリバー)
iriver T8 CandyBar
機能なし

iriver(アイリバー)
E50 METAL
スピードコントロールは出来る模様。しかしピッチ補正はできない。
そして速度を上げた際の音割れを指摘されている(音割れ=ピッチ補正がないということ)


iriver(アイリバー)
E100
機能なし

iriver(アイリバー)のT10
N15 JEWEL
機能なし



◎DiGiVo(デジヴォ)
6万円、いくらなんでも高すぎる


◎Mpio
mpio FY800
もう作ってない、しかも使い勝手が悪かったという酷評が多い




◎ソニーのNW-○○シリーズ

最新のSONY NW-S745などの
SONY(ソニー)のNW-○○シリーズは2倍速までしか再生スピードを上げることができない。



【ICD-SX900】
【ICD-SX800】
2009年、ソニー
価格は2万5千円くらい、しかしICレコーダー。録音面では優れているが、音楽プレーヤー専門ではないので再生は6時間ほどしかもたない。充電的に不便。

【ICD-SX88】
【ICD-SX78】
2008年、
ソニー 3倍速 ○ \20,000
価格は2万円くらい、しかしICレコーダー。録音面では優れているが、音楽プレーヤー専門ではないので再生は6時間ほどしかもたない。充電的に不便。

【ICD-UX81】
【ICD-UX71】
【ICD-UX91】
2008年 ソニー 2倍速 ○ \12,000

【ICD-SX77】
【ICD-SX67】
2007/3/16 ソニー 3倍速 ○ \25,000
3倍速ができるが、年代が古いためか1GBくらいしか容量がない。そして値段が高い。

【ICD-UX80】
【ICD-UX70】
2007/11/21 ソニー 2倍速 ○ \20,000



↓以下、これより古い機種で2倍速、それ以下の速度それ以前に、販売終了している

トークマスターU−GW RIR−500GW
販売終了している。3倍速が可能だが、ピッチ補正はない。

【MG200】
【ML300】
【FL500】
【ML100】
【FY800】
【FY700】
【MZ-RH1】



ここまで比較しての

結論

●「COWON(コウォン)の音楽プレーヤー Cowon J3

が一番良い。








↓32GB


↓16GB


↓8GB




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posted by 時ニール at 20:33 | Comment(3) | TrackBack(0) | パソコン関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
150%再生は1.5倍速ですよー
Posted by keep at 2011年01月01日 14:50
コメントありがとうございます。

私も最初はそう思っていたのですが、1.5倍速にしては速いなと思いました。

他の人が検証したところ、この150%再生は、正確には、大体2.5倍速強(3倍速近)らしいです。

何の基準のパーセンテージかは分かりませんが、メーカーならではの基準なのかもしれませんね。
Posted by 時ニール at 2011年01月10日 14:37
倍速再生機器を買うのもいいですが、
ソフトを使う方法もお勧めです。

スピードリスニングというソフトであれば
音質劣化なしで好きな速度かつあらゆるメディアに
対応した形式で倍速出力してくれるのでとても便利です。

http://www.internal.co.jp/products/training/speed/about/

プレイヤー機能も付いていて再生中の速度変更もでき、
録音ソフトも付いてくるので好きな音源を速聴音源にできます。
Posted by 速聴 at 2012年08月31日 13:40
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